時のまにまに

26歳 しがないアパレル店員

卒業式の練習

今週のお題「卒業」

 

卒業シーズンは少し前に終わりましたが、

今週のお題 卒業。

 

卒業かあ〜〜

最後に正式に卒業という儀式を迎えたのは、

4年前。大学の卒業式でした。

可愛い袴を着させてもらえて、お化粧も頑張ってして、夜は謝恩会でドレスも着れて、楽しいかったなあ。

 

中学校、高校と、学校が苦手で、特に中学なんて、卒業式の練習なんてものがあり、それが本当に嫌だったんです。

卒業式の練習て。それも、何回も何回も。毎日のように。

朗読や歌の練習、起立・礼の練習。お世話になった方々への感謝の思いを伝えるためとは言え、あそこまで強制させられる意味が分からなかった。あんな無駄に大きな声での答辞より、毎日お弁当作ってくれてありがとう。と、直接親に伝えた方が良いと思う。私はあまり声が通る方ではなく、よく、やり直しをさせられていて、一生懸命大きな声を出しているのに、まだ出るはずだ!と怒られていました。早く卒業したくてたまらなかった。終わったときはホッとした。大声を出せと怒られたことが最後まで嫌すぎて、先生に対して感謝の気持ちは持てなかった。

 

高校は、本当に記憶になく、これと言った思い出もなく、、嫌な思い出がないだけ良かったのかもしれない。

 

大学が、一番直近だから、と言うのもあるかもしれないけれど、一番記憶に残っているし楽しかったし、小学校から含めた学生生活が、本当に終わるんだ、と感慨深かったのです。

既にアルバイトもしていたし、お金を稼いだり、お酒を飲んだり煙草を吸ったり、男の人と身体の関係を持ったり、友達が母親になったり、大人、として生活しているつもりだったけれど、学生、と言う肩書きが無くなった瞬間、新しい自分のスタートだと思った。成人式の時よりもハッキリと、あ、大人になったんだ。と思った。

 

大学の卒業式は、出るも出ないも自由だった。どんな袴を着るのかも、どんな髪型にするのかも、全てが自由だった。お世話になった教授や友達に、素直に感謝の気持ちを伝えることができた。大人になって良かった、と思えた。